USMLE受験まで
こんにちは。
最初のマッチング試験も目前ですが、休憩がてら書いていきたいと思います。
まず、僕は2018年11月中旬からUSMLEを始め、2019年6月末に受験し222点(平均231点)で合格しました。
残念ながら平均には至りませんでした😅
手応え的には、おそらく7割前後の正答率だと思います。
まぁ、16万円も出して落ちるのは死んでも嫌だったので、ひとまず受かってよかったです。
こちらが分野別の得点帯です(↓)。見事に全分野でsameです。
というわけで、僕を平均付近とみなして
まずは受かるだけでいい方は、最低でもこれくらいやればいいのか、という指標に
平均は超えたい!という方は、これにプラスアルファを
高得点を目指す方はこれになにをやればいいのか?を考えてみてください(僕はわかりませんし言う権利もありません笑)
A. 使用したもの
⓪First Aid 2018&2019(以下 FA)
言わずとしれたバイブルですね。これなしで受けるのはゼッッッッッタイ辞めましょう。
USMLEの勉強はまずはこれを買うことからなので⓪です(?)。
ほとんどの問題はFAを暗記していれば解けます。
が、あまりにも膨大なため僕には無理でした😅
NBME模試(後述)などで間違えた問題でも該当箇所をFAで探せばだいたい解決します。
また、毎年更新されます。僕は2018年11月中旬頃から始めたので2018を買いましたが、
2019バージョンが12月下旬に出ていました。
これから始めるという方は2019を買ったものの半年後には2020が発売されるので難しいところですね。
逆に言えばUSMLEを始めるならば新年が気持ち的にもベストだったり?笑
2018と2019を比較してもちょっとした1単語・1文だったり、
はたまた1ページまるごとだったりが追加されており
たかが1単語といってもそれを知らなければ解けない、みたいな問題はザラにあるので
最新版が出たら必ず買うことをお勧めします。
ただそうは言っても、2018を買って相当書き込みをしているなかで2019を買ったらどうするのか?
という疑問は僕も常にありました。
僕は2018を自炊してPDF expertで書き込みをしており、
2019は本のまま一切書き込みをせずに追加事項を見つけたら2018に書き込むという感じで統合していました。
①Uworld(https://www.uworld.com)
もうSTEP2 CKのも契約しました(↑)。
USMLEのオンライン問題集の中で難易度が最も本番に近いと言われているものですね。
全部で2500問弱でした。
また、新しい問題が追加されるペースも速く、最新の問題にも対応しているみたいです。
ちなみにUSMLE本番の記録でも書きましたが、問題の画面表示もダントツでそっくりです。ホントに。
STEP1の料金は以下の通りみたいですね(2019/7/20現在)。
・30日→$249
・90日+模試1回→$349
・180日+模試2回+リセット機能→$399
・360日+模試2回+リセット機能→$499(Recommended)
・720日+模試2回+リセット機能→$749
公式サイトで360日コースがオススメされていますし、僕もおススメです。
2500問なので、1年あれば充分解き終わる時間もありますし、2年間Uworldを解き続ける人はあまりいないのではないでしょうか。
低学年から勉強を始めた場合、臨床の問題を知らずにいきなりUworldを解くのはかなり無謀なので
まずは日本語で解けるようになってから手をつける方が良いと思います。
そういうのも総合すると、おそらくUworldを解けるようになるまでに高学年にはなっているので、1年で充分だと思います。
ただ、CBTを終えてからそのままUSMLEの勉強にそのまま移行して6年生のどこかで受ける、という作戦はかなりオススメです(D. オススメの流れ 参照)ので
その場合は2年契約でもいいかも?
ちなみに僕はFAとUworldをほぼ同時に購入したので①ですが、いまになってみると②のUSMLE-Rxを先に解く方がよかったかもしれません笑
模試(U World Self Assessment?からUWSAと略されることが多いですね)は実力+10〜20点が出るとよくいわれていますが、僕は+23〜27点が出ました。
いろいろな方のブログを読むと自信をつけるために直前に受ける方が多いようです。
僕はUworldを
2018/11〜2019/6(くらい)
で使用しました。終わりの期間が曖昧なのは、behavioral scienceとbiostatisticsを最後までやり残していたからです。
それ以外の分野に関しては2019/4くらいに終わっていた、と思います…(記憶が曖昧ですみません)。
分野別に絞って、さらにFAを1回読んでから解いていたので1周目の最終的な正答率は77%ほどあったと思います。
結局、マークをつけたのは400問ほどあり
2周目で全てに目を通す時間はありませんでした(Rxの復習に時間をかけすぎました)。
Uworldに限った話ではありませんが、オンライン問題集を勉強を始めたてのときは1日5問くらいが精一杯でした。
読むのも遅いし、知らない単語だらけだったので😣
そのときは「こんなペースじゃ絶対終わらない…」と不安でしたが
1ヶ月ほどしたら1日20〜30問、3ヶ月もすれば1日40問は解ける、くらいになりました。
それ以降は1日暇な日ならば100問解いても時間が余るくらいになりました。
徐々に見た瞬間に分かる問題も出てくるので安心してください。
一番苦しいのは最初の1, 2ヶ月だと思います。
②USMLE-Rx(https://www.usmle-rx.com)
これまたオンライン問題集の1つです。同じく2500問弱でした。
FAを出版している会社?が提供しており、
問題の解説でFAの該当ページが表示されるためかなり勉強しやすいです。
難易度としてはUworldよりは簡単といわれています。
ちなみに僕はあまりその差がわかりませんでした(笑)
難易度的にも、まだFAのどこに何が書いてあるかわからない始めたての方はUworldよりもRxがおすすめですね。
こちらは問題集のみならず、映像授業や暗記カード?などのサービスも購入できますが、
映像授業はmedu4などのクオリティを想像するとがっかりします。
実は興味本位で映像授業も含めたプランで契約してみたのですが、
眠くなるような説明で1度見て辞めました。
料金はこちらです。
Uworldより安いです。
ちなみに、かなりの頻度(2ヶ月に1回くらい?)で20%オフキャンペーンなどを実施しているので、
時間的に余裕のある方はそれを待つのが得策です。
僕はこれを2019年3月に京都への家族旅行中に契約したのを覚えています。
20%オフで3ヶ月プランです。
Uworldで解くスピードは速くなっていたので、急がなくても2ヶ月くらいで1周できました。
それまでの正答率から予想スコアが出るのですが、1周目が終わった時点での予測スコアは215点くらいだったと思います。
2周目で間違った問題をひたすら解いていきましたが、それだけで予測スコアは上がるので
最終的には260点くらいまで上がりました。
間違った問題も正答率は60〜80%と全く良くなかったのでがっかりしたのを覚えています。
ここから言えるのは、1度見たからといって復習しないととんでもないことになるということです😅
時間があれば、といわず、時間が許す限り復習してください。
本番2週間ほど前に期限が切れてしまいましたが、Rxに飽きてきたので悔いはありませんでした。
③NBME模試
USMLE本番の問題を作っている機関の提供している模試です。
難易度も近いと思います、特筆すべきは予想スコアの精度です。
だいたい常に5,6種類のテストが受けられますが、模試のベストスコアは221点でした。
そのスコアを取ったのは試験本番の1ヶ月以上前でそこから低迷していたのですが
他の方のブログを見てもやはり精度がすごかったそうです。
少し前は間違えた問題しか見れなかったようですが、
現在のところは全ての問題が見れますし、答えもわかります。
ただ、解説がないためちょっと気持ち悪い終わり方をする問題もあります。
一応検索してみると掲示板みたいなところで議論されていたり
解説を売ります!みたいなサイトもありました。
解いて全然わからなくても、答えを知って読み直すと案外、
あれのことだったのか〜とわかることが多かったです。
1回$60なので決して安くはないですが、自分のいまのスコアを正確に確認できるので
お金に余裕のある方はなにかの節目で受けることをお勧めします。
④BRS Behavioral Science
USMLEの試験範囲のなかにはBehavioral Scienceという分野があるのですが
それがなかなかの曲者で
交通事故で母と娘が運ばれてきた。治療していると、その夫と思われる男がやってきた。一緒に写真に写っているものを見せてきたりして自分が夫だと言い張る。妻と娘の病状を教えてくれとしつこい。このときその男性にする返事として適切なものはどれ?
みたいな問題です。
えぇ、それに正解なんてあるの?と思ってしまうような問題です。
そのほかにも、いわゆる加齢老年医学なども含まれています。
USMLE受験生は必携!とよく書かれているものの
384ページもあるし、明らかにUSMLEっぽくない問題も数多くあるし
何よりつまらないので
僕は100ページもいかず挫折しました😅
UworldにもRxにもBehavioral scienceの問題はあるため
それらを解いていればなんとなくパターンがわかってきます。
なので絶対に高得点を取りたい!という方でなければ
正直そこまでおススメはしません。
以上が僕の勉強のメイン教材です。
以下はたまに調べる程度で使用していたものです。
・イラストレイテッド 生化学
日本人はみんな苦手らしい生化学ですが、こちらは僕は2年生のときに買った本です。
たまにえげつなく細かいことを問う問題もあり、FAには載っていないこともあったためその際に使用しました。
文字通り絵で代謝経路が示されており、感覚的な理解に便利でした。
ただそれでも、これをやらなくてもだいたいの問題は解けるとは思うので
高得点狙いの方以外はそんなに必要ないかも…?
・イヤーノート
まぁこれはいいですよね(笑)
英語の試験とはいっても医学であることは変わりないので非常に役に立ちました。
いや〜これは載ってないだろうな〜と調べてみると意外と載っていたりするものです(選択的IgA欠損症など)。
ちなみに僕はアプリ派です。
そういえば、最初の方はFAへの書き込みは英語だったのですが
段々とそんな上品なことも言っていられなくなり、当然日本語の方が読みやすいので
途中からは日本語での書き込みにしました。
英語で読むことに慣れたら、もう書き込みくらいは日本語でもいいと思います(笑)
・First Aid Q&A for USMLE STEP1
実は持っていましたがほぼ全くやりませんでした。
難易度も易しめと見て、半年ほどしかない勉強時間でこれを浪費したくありませんでした。
たまに自信をつけるためにチラ見して数問解いて自信を取り戻すのに使っていたくらいです(笑)
ただ、低学年でmedu4をやってザッと抑えた、もしくはCBTを終えて6年の12月に受験する長期計画を立てている、といった方はまずこれを解くことで英語に慣れるというのは、USMLEの勉強の導入としてかなりオススメです。
・ロビンス基礎病理学
僕は3年生のときに買った第9版を使用していました。
1134ページとめちゃめちゃヘビーです。
レビューにするなら文句なしのオール★★★★★です。
ただ、USMLEのためにこれを使うのはオーバーキルなので
オンライン問題集を解いていてどうしてもよくわからない、といったときに辞書として使用していました。
シリアルコードで電子書籍が読めるというのはとてもありがたいですね。
第9版はたしか英語でしかなかったのですが、最新版では日本語でも読めるようですね。
・Robbins and Cotran Review of Pathology
瀬嵜先生がおススメしているものですね。
USMLEに憧れて買うだけ買って綺麗なままでした。
たしか4年の夏に買ったのですが、そこから本棚にしまって触れることなく
持っていたことすら忘れていました。
Uworldを解き終わったあたりで開いてみましたが、だいぶ本番より易しめです。
たしかに3年生くらいでも解けると思います。
その他、聞いたことあるけど全く知らないものまでとりあえず羅列しておきます。
これらもかなり有用な使い方もあると思うので、いろいろな方のレビューも参照してみてください。
・Firecracker
たしか一度ダウンロードしたのですが、操作方法などがわからず放棄しました。
どうやら毎日課題として出題され、解いていくものなようです。
ユーザーの平均スコアは245くらいあるといったことを度々目にするので、
きっと使いこなせば高得点が狙えるのでしょう…。
自分は本番まで時間がなく、オンライン問題集で精一杯だったのでほとんど興味もありませんでした😅
・Kaplan
問題集ですね。
かなりマニアックだった、意外とそうでもなかった、という2パターンが多いですね。
これまた時間がなかったので知りません(笑)
オンライン問題集もあるようですが、以下同文です。
・Pathoma
病理学の映像授業です。
USMLEは病理学がかなりのウェイトを占めているため有効なのかもしれません。
同級生には受講している人もいました。
彼が何点取ったのかは定かではありませんが、良い、らしいです(笑)
番外編として、医学英単語の本を紹介します。
暇な1年生のときに僕がひっそりと読んでいたというか見ていたというか
そこまで覚えようと意識せずに、
なぜか立ち読みではなく買った週刊少年ジャンプを、自分の部屋で目に入ったがために何も考えずに何度も見返してしまうように
1人読んでいたものがこちらです(笑)
・医者たまごの英語40日間トレーニング
意外とけっこうな語数が載っており、少しだけですが医学的なことも書いてありました。
ちゃんとCDもあるので発音もわかります。
医学を何も知らない1年生だったので、とにかくそれっぽい単語を知って喜んでいました。
Duodenocholangitis
みたいな長い単語を覚えてなんだかすごいかっこいい勉強をしている気になったり
Scaphoid
のような、USMLEでもやらない限り、大学の講義ではたぶん見ないであろう単語を覚えたり
USMLEのスタートはこれをやっていたぶん少しはラクだったのかなと思います。
量も多すぎず、ゲーム感覚で読み進めていっても1年以内に終わると思います。
なので、まずはカタチから入りたい、暇!といった1年生の方はここに載っている単語を発音まで覚えればだいぶ違うのではないでしょうか。
・キクタンメディカル
5種類ありますが、USMLEに必要そうなのはだいたい1と2にあります。
これはUSMLEを意識してFAを買った直後くらいに買いましたが、途中で挫折しました。
というか、これに構っている時間はほとんどありませんでした。
ただ、たしか2の「症候と疾患」編でherpesの発音を聞いて驚いたのは印象に残っています。
たぶん必要ないです。
B. 受験までの流れ
以下、勉強の流れです。
2018年11月上旬 臨床推論グランプリを終える
中旬 ちょっとグダグダする
下旬 本格的にUSMLEに取り掛かる。FA2018とUworld360日契約
〜しばらく毎日問題を解いてはFAに書き込む日々〜
2019年2月下旬 当ブログ開設
3月上旬 ECFMG申し込み。FAでいうPublic healthに着手し、10〜20問/日で進める。
3月中旬 Rx3ヶ月契約。UworldはPublic health以外終わる。
3月下旬 受験料(約16万)支払い。試験日予約。
4月14日 NBME模試(Form18) 受験→192
5月6日 NBME模試(Form20) 受験→209
5月19日 NBME模試(Form21) 受験→221
5月下旬 Rx1周目終了。実習がハードで30問/日でやる気がなくなる(笑)
6月上旬? Uworldのpublic healthもだいたい終わる
6月3日 NBME模試(Form22) 受験→215
6月12日 NBME模試(Form23) 受験→213
6月19日 NBME模試(Form24) 受験→215
6月23日 Uworld模試(FORM1) 受験→249
6月26日 Uworld模試(FORM2) 受験→245
6月28日 本番 受験
7月17日 結果到着→222
以上になります。
オンライン問題集は
Uworld→1周+間違えた問題5割ほど(約4ヶ月)
Rx→1周+間違えた問題全部(約2.5ヶ月)
やりました。
いま思えばUworldの間違えた問題ももっとやればよかったのかなと。
C. 具体的にどう勉強したか
とは言ったものの、特別なことはしていません。
オンライン問題集を解く→知らなかった、かつFAに載っていなかったら書き込む
の繰り返しです。
自炊してiPadで書き込んでいたので、FAの余白にmediLinkやネットの画像を貼り付けて
写真豊かなテキストにするのを心がけました。
最初の方はそもそも英単語もわからないので、いわゆるチューターモード(1問解くごとに解説が読める)で、英単語を調べながら解いていました。
基礎医学はどうしたか、ですが、、、
臨床は病みえ・国試の過去問などでいくらでも勉強ツールがあるのであまり困りませんが、
基礎医学はなかなか丁度いいのがないですよね。
成書ならいくらでもあるものの、正直オーバーワークだと思います。
5年生の終わり頃に勉強を始めた僕は基礎医学なんて臨床に関係あること以外は何も覚えていなかったので苦労しました。
そんな知識量なので当然初めの2ヶ月くらいは解けても3〜4割で、
こんなのに時間をかけるならUSMLEなんて辞めてしまおうかとも考えたくらいです。
それでも根気よく解説を読んで書き込んで、を続けていると、
半分ほど終わる頃にやっとなんとなく解き方というか、
どういうことが大事なのかがわかってきました。
なので、FAを根気よく読むだけで暗記までできる!という方は一読してから問題を解き、
FAを読むだけだと5分も保たない、という僕のような方はとりあえず問題を解くことから始める、でもいいと思います。
結局のところこれがベスト!と言えるほどの勉強法はわかりませんでしたが
基礎医学なんて、それぞれの大学ごとに別科目のようになってしまうこともあるのでは、
と思うくらい教授の好みが反映されるので
いかに自分の基礎医学の知識が偏っていたか、を知るいい機会にもなりました
ただ、おそらく基礎医学はさすがに大学の講義の方がレベルが高いので
低学年の方はそれに食らいついていればけっこうな範囲はカバーできると思います(これも大学によりけりかもしれませんが)。
また、まとめノートはつくりませんでした。
述べるのが何度目かわかりませんが、とにかく時間がなかったので解くので精一杯でした😅
作る時間のある方は自分の苦手な部分のメモリーツリーなどを作成すると効果は高いと思います。
D. オススメの流れ
ザッと考えたおススメの流れです(高得点狙いの場合は違うかも)。
いま自分がこの学年に戻ったら、の仮定で計画を立てるなら、の話です。
①低学年からの場合
大学の講義で基礎医学+medu4などで日本語でザッと抑える
↓
・基礎医学は講義プリント・成書、臨床は病みえなどを片手にFA Q&AやRobbinsの問題集に取り掛かる
・必要に応じてFAに書き込みしていく(本番まで)
↓
CBTを終える
↓
NBME模試1回目(この時点で180点くらい取れれば多分かなりすごい)
↓
Rx(4〜5ヶ月)
↓
NBME模試2回目(190点を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試3回目(220点を超えたい)
↓
復習、自分のタイミングでNBME模試
↓
直前にUWSA(240を超えたい)
↓
本番
でしょうか。
たぶんこれくらい時間をかけてじっくり定着させれば240くらいは取れると思います。
また、FirecrackerやKaplanなどをやる時間もあると思われるので
どちらも終わりそうなくらい余裕のある方はそういったことに手をつけるのもいいかも?
また、何はともあれまずは日本語で勉強しましょう。
帰国子女などで英語ペラペラなら始めから英語でもいけるかもしれませんが、
そうでもない限り理解のスピード・深度が全く変わってしまいます。
試験に出る英語は難しい表現などはないので、勉強していく中で医学英単語を覚えていればあとは解けます。
②4年生の場合
CBTの勉強を進めつつ、FAで該当部分を読む
(明らかにCBTの方がかなり簡単なのでCBTに集中したい方は終わった直後から始めても良いと思います)
↓
CBTを終える
↓
FA Q&Aを5年生になるまでに終わらせる
↓
NBME模試1回目(180点取れたらすごい)
↓
Rx(4〜5ヶ月)
↓
NBME模試2回目(194を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試3回目(220を超えたい)
↓
復習。自分のタイミングでNBME模試、(直前に)UWSA
(自分の目標スコアがNBMEで取れるまで)
↓
5年生の春休みに本番
みたいな流れでしょうか。
なぜ6年生に持ち込まないかというと、マッチングがあるからです。
マッチングは国試に準じた筆記試験を課す病院が多く、
その場合USMLEの勉強はかなりの邪魔になるからです。
なかにはUSMLEをやっていれば国試なんて楽勝という意見もありますが
少しタイプが異なった問題であり、知識の被らない部分も多いので
個人的にはさすがに楽勝ではないと思います。
僕自身、6月末まで国試の勉強を一切やりませんでしたが、
周りの同級生が必死にQBを解いているのを見続けて不安がかなりありました。
まだマッチングが終わったわけではありませんが、いま思えばもっと早めに始めて
マッチングの3ヶ月前には国試などの勉強に切り替えられるようにすればよかったと思います。
6年生の12月に受けるといった方もいますが、マッチングもやりつつ、卒業試験もこなしつつ、国試の2ヶ月前まで基礎医学をやれるほど器用ではなかったのでそれも考えませんでした。
③5年生以降の場合(medu4などで臨床の知識もある前提)
(余裕があればFA Q&Aを2ヶ月ほどで終わらせる)
↓
FAを読みながらRx(3〜4ヶ月)
↓
NBME模試1回目(194を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試2回目(220を超えたい)
↓
復習、NBME模試、UWSA
↓
5年生の春休みに受験
ですかね😅
マッチングは試験がないところしか受けない、という方なら6年生の卒業試験前まで引っ張ってもいいのかなとは思います。
6年生以上から始める場合はかなりハードになると思われますし、ちょっと想像できないのであえて触れません(笑)
そういえば、細かいですが試験本番でパスポートの期限が切れていた場合は身分証明として無効になるみたいなので注意してください。
以上になります。
勉強の合間に2日で書いたためちょっと雑になってしまいましたが、何か気づいたりしたらその都度書き足していきたいと思います。
では。