USMLE受験まで
こんにちは。
最初のマッチング試験も目前ですが、休憩がてら書いていきたいと思います。
まず、僕は2018年11月中旬からUSMLEを始め、2019年6月末に受験し222点(平均231点)で合格しました。
残念ながら平均には至りませんでした😅
手応え的には、おそらく7割前後の正答率だと思います。
まぁ、16万円も出して落ちるのは死んでも嫌だったので、ひとまず受かってよかったです。
こちらが分野別の得点帯です(↓)。見事に全分野でsameです。
というわけで、僕を平均付近とみなして
まずは受かるだけでいい方は、最低でもこれくらいやればいいのか、という指標に
平均は超えたい!という方は、これにプラスアルファを
高得点を目指す方はこれになにをやればいいのか?を考えてみてください(僕はわかりませんし言う権利もありません笑)
A. 使用したもの
⓪First Aid 2018&2019(以下 FA)
言わずとしれたバイブルですね。これなしで受けるのはゼッッッッッタイ辞めましょう。
USMLEの勉強はまずはこれを買うことからなので⓪です(?)。
ほとんどの問題はFAを暗記していれば解けます。
が、あまりにも膨大なため僕には無理でした😅
NBME模試(後述)などで間違えた問題でも該当箇所をFAで探せばだいたい解決します。
また、毎年更新されます。僕は2018年11月中旬頃から始めたので2018を買いましたが、
2019バージョンが12月下旬に出ていました。
これから始めるという方は2019を買ったものの半年後には2020が発売されるので難しいところですね。
逆に言えばUSMLEを始めるならば新年が気持ち的にもベストだったり?笑
2018と2019を比較してもちょっとした1単語・1文だったり、
はたまた1ページまるごとだったりが追加されており
たかが1単語といってもそれを知らなければ解けない、みたいな問題はザラにあるので
最新版が出たら必ず買うことをお勧めします。
ただそうは言っても、2018を買って相当書き込みをしているなかで2019を買ったらどうするのか?
という疑問は僕も常にありました。
僕は2018を自炊してPDF expertで書き込みをしており、
2019は本のまま一切書き込みをせずに追加事項を見つけたら2018に書き込むという感じで統合していました。
①Uworld(https://www.uworld.com)
もうSTEP2 CKのも契約しました(↑)。
USMLEのオンライン問題集の中で難易度が最も本番に近いと言われているものですね。
全部で2500問弱でした。
また、新しい問題が追加されるペースも速く、最新の問題にも対応しているみたいです。
ちなみにUSMLE本番の記録でも書きましたが、問題の画面表示もダントツでそっくりです。ホントに。
STEP1の料金は以下の通りみたいですね(2019/7/20現在)。
・30日→$249
・90日+模試1回→$349
・180日+模試2回+リセット機能→$399
・360日+模試2回+リセット機能→$499(Recommended)
・720日+模試2回+リセット機能→$749
公式サイトで360日コースがオススメされていますし、僕もおススメです。
2500問なので、1年あれば充分解き終わる時間もありますし、2年間Uworldを解き続ける人はあまりいないのではないでしょうか。
低学年から勉強を始めた場合、臨床の問題を知らずにいきなりUworldを解くのはかなり無謀なので
まずは日本語で解けるようになってから手をつける方が良いと思います。
そういうのも総合すると、おそらくUworldを解けるようになるまでに高学年にはなっているので、1年で充分だと思います。
ただ、CBTを終えてからそのままUSMLEの勉強にそのまま移行して6年生のどこかで受ける、という作戦はかなりオススメです(D. オススメの流れ 参照)ので
その場合は2年契約でもいいかも?
ちなみに僕はFAとUworldをほぼ同時に購入したので①ですが、いまになってみると②のUSMLE-Rxを先に解く方がよかったかもしれません笑
模試(U World Self Assessment?からUWSAと略されることが多いですね)は実力+10〜20点が出るとよくいわれていますが、僕は+23〜27点が出ました。
いろいろな方のブログを読むと自信をつけるために直前に受ける方が多いようです。
僕はUworldを
2018/11〜2019/6(くらい)
で使用しました。終わりの期間が曖昧なのは、behavioral scienceとbiostatisticsを最後までやり残していたからです。
それ以外の分野に関しては2019/4くらいに終わっていた、と思います…(記憶が曖昧ですみません)。
分野別に絞って、さらにFAを1回読んでから解いていたので1周目の最終的な正答率は77%ほどあったと思います。
結局、マークをつけたのは400問ほどあり
2周目で全てに目を通す時間はありませんでした(Rxの復習に時間をかけすぎました)。
Uworldに限った話ではありませんが、オンライン問題集を勉強を始めたてのときは1日5問くらいが精一杯でした。
読むのも遅いし、知らない単語だらけだったので😣
そのときは「こんなペースじゃ絶対終わらない…」と不安でしたが
1ヶ月ほどしたら1日20〜30問、3ヶ月もすれば1日40問は解ける、くらいになりました。
それ以降は1日暇な日ならば100問解いても時間が余るくらいになりました。
徐々に見た瞬間に分かる問題も出てくるので安心してください。
一番苦しいのは最初の1, 2ヶ月だと思います。
②USMLE-Rx(https://www.usmle-rx.com)
これまたオンライン問題集の1つです。同じく2500問弱でした。
FAを出版している会社?が提供しており、
問題の解説でFAの該当ページが表示されるためかなり勉強しやすいです。
難易度としてはUworldよりは簡単といわれています。
ちなみに僕はあまりその差がわかりませんでした(笑)
難易度的にも、まだFAのどこに何が書いてあるかわからない始めたての方はUworldよりもRxがおすすめですね。
こちらは問題集のみならず、映像授業や暗記カード?などのサービスも購入できますが、
映像授業はmedu4などのクオリティを想像するとがっかりします。
実は興味本位で映像授業も含めたプランで契約してみたのですが、
眠くなるような説明で1度見て辞めました。
料金はこちらです。
Uworldより安いです。
ちなみに、かなりの頻度(2ヶ月に1回くらい?)で20%オフキャンペーンなどを実施しているので、
時間的に余裕のある方はそれを待つのが得策です。
僕はこれを2019年3月に京都への家族旅行中に契約したのを覚えています。
20%オフで3ヶ月プランです。
Uworldで解くスピードは速くなっていたので、急がなくても2ヶ月くらいで1周できました。
それまでの正答率から予想スコアが出るのですが、1周目が終わった時点での予測スコアは215点くらいだったと思います。
2周目で間違った問題をひたすら解いていきましたが、それだけで予測スコアは上がるので
最終的には260点くらいまで上がりました。
間違った問題も正答率は60〜80%と全く良くなかったのでがっかりしたのを覚えています。
ここから言えるのは、1度見たからといって復習しないととんでもないことになるということです😅
時間があれば、といわず、時間が許す限り復習してください。
本番2週間ほど前に期限が切れてしまいましたが、Rxに飽きてきたので悔いはありませんでした。
③NBME模試
USMLE本番の問題を作っている機関の提供している模試です。
難易度も近いと思います、特筆すべきは予想スコアの精度です。
だいたい常に5,6種類のテストが受けられますが、模試のベストスコアは221点でした。
そのスコアを取ったのは試験本番の1ヶ月以上前でそこから低迷していたのですが
他の方のブログを見てもやはり精度がすごかったそうです。
少し前は間違えた問題しか見れなかったようですが、
現在のところは全ての問題が見れますし、答えもわかります。
ただ、解説がないためちょっと気持ち悪い終わり方をする問題もあります。
一応検索してみると掲示板みたいなところで議論されていたり
解説を売ります!みたいなサイトもありました。
解いて全然わからなくても、答えを知って読み直すと案外、
あれのことだったのか〜とわかることが多かったです。
1回$60なので決して安くはないですが、自分のいまのスコアを正確に確認できるので
お金に余裕のある方はなにかの節目で受けることをお勧めします。
④BRS Behavioral Science
USMLEの試験範囲のなかにはBehavioral Scienceという分野があるのですが
それがなかなかの曲者で
交通事故で母と娘が運ばれてきた。治療していると、その夫と思われる男がやってきた。一緒に写真に写っているものを見せてきたりして自分が夫だと言い張る。妻と娘の病状を教えてくれとしつこい。このときその男性にする返事として適切なものはどれ?
みたいな問題です。
えぇ、それに正解なんてあるの?と思ってしまうような問題です。
そのほかにも、いわゆる加齢老年医学なども含まれています。
USMLE受験生は必携!とよく書かれているものの
384ページもあるし、明らかにUSMLEっぽくない問題も数多くあるし
何よりつまらないので
僕は100ページもいかず挫折しました😅
UworldにもRxにもBehavioral scienceの問題はあるため
それらを解いていればなんとなくパターンがわかってきます。
なので絶対に高得点を取りたい!という方でなければ
正直そこまでおススメはしません。
以上が僕の勉強のメイン教材です。
以下はたまに調べる程度で使用していたものです。
・イラストレイテッド 生化学
日本人はみんな苦手らしい生化学ですが、こちらは僕は2年生のときに買った本です。
たまにえげつなく細かいことを問う問題もあり、FAには載っていないこともあったためその際に使用しました。
文字通り絵で代謝経路が示されており、感覚的な理解に便利でした。
ただそれでも、これをやらなくてもだいたいの問題は解けるとは思うので
高得点狙いの方以外はそんなに必要ないかも…?
・イヤーノート
まぁこれはいいですよね(笑)
英語の試験とはいっても医学であることは変わりないので非常に役に立ちました。
いや〜これは載ってないだろうな〜と調べてみると意外と載っていたりするものです(選択的IgA欠損症など)。
ちなみに僕はアプリ派です。
そういえば、最初の方はFAへの書き込みは英語だったのですが
段々とそんな上品なことも言っていられなくなり、当然日本語の方が読みやすいので
途中からは日本語での書き込みにしました。
英語で読むことに慣れたら、もう書き込みくらいは日本語でもいいと思います(笑)
・First Aid Q&A for USMLE STEP1
実は持っていましたがほぼ全くやりませんでした。
難易度も易しめと見て、半年ほどしかない勉強時間でこれを浪費したくありませんでした。
たまに自信をつけるためにチラ見して数問解いて自信を取り戻すのに使っていたくらいです(笑)
ただ、低学年でmedu4をやってザッと抑えた、もしくはCBTを終えて6年の12月に受験する長期計画を立てている、といった方はまずこれを解くことで英語に慣れるというのは、USMLEの勉強の導入としてかなりオススメです。
・ロビンス基礎病理学
僕は3年生のときに買った第9版を使用していました。
1134ページとめちゃめちゃヘビーです。
レビューにするなら文句なしのオール★★★★★です。
ただ、USMLEのためにこれを使うのはオーバーキルなので
オンライン問題集を解いていてどうしてもよくわからない、といったときに辞書として使用していました。
シリアルコードで電子書籍が読めるというのはとてもありがたいですね。
第9版はたしか英語でしかなかったのですが、最新版では日本語でも読めるようですね。
・Robbins and Cotran Review of Pathology
瀬嵜先生がおススメしているものですね。
USMLEに憧れて買うだけ買って綺麗なままでした。
たしか4年の夏に買ったのですが、そこから本棚にしまって触れることなく
持っていたことすら忘れていました。
Uworldを解き終わったあたりで開いてみましたが、だいぶ本番より易しめです。
たしかに3年生くらいでも解けると思います。
その他、聞いたことあるけど全く知らないものまでとりあえず羅列しておきます。
これらもかなり有用な使い方もあると思うので、いろいろな方のレビューも参照してみてください。
・Firecracker
たしか一度ダウンロードしたのですが、操作方法などがわからず放棄しました。
どうやら毎日課題として出題され、解いていくものなようです。
ユーザーの平均スコアは245くらいあるといったことを度々目にするので、
きっと使いこなせば高得点が狙えるのでしょう…。
自分は本番まで時間がなく、オンライン問題集で精一杯だったのでほとんど興味もありませんでした😅
・Kaplan
問題集ですね。
かなりマニアックだった、意外とそうでもなかった、という2パターンが多いですね。
これまた時間がなかったので知りません(笑)
オンライン問題集もあるようですが、以下同文です。
・Pathoma
病理学の映像授業です。
USMLEは病理学がかなりのウェイトを占めているため有効なのかもしれません。
同級生には受講している人もいました。
彼が何点取ったのかは定かではありませんが、良い、らしいです(笑)
番外編として、医学英単語の本を紹介します。
暇な1年生のときに僕がひっそりと読んでいたというか見ていたというか
そこまで覚えようと意識せずに、
なぜか立ち読みではなく買った週刊少年ジャンプを、自分の部屋で目に入ったがために何も考えずに何度も見返してしまうように
1人読んでいたものがこちらです(笑)
・医者たまごの英語40日間トレーニング
意外とけっこうな語数が載っており、少しだけですが医学的なことも書いてありました。
ちゃんとCDもあるので発音もわかります。
医学を何も知らない1年生だったので、とにかくそれっぽい単語を知って喜んでいました。
Duodenocholangitis
みたいな長い単語を覚えてなんだかすごいかっこいい勉強をしている気になったり
Scaphoid
のような、USMLEでもやらない限り、大学の講義ではたぶん見ないであろう単語を覚えたり
USMLEのスタートはこれをやっていたぶん少しはラクだったのかなと思います。
量も多すぎず、ゲーム感覚で読み進めていっても1年以内に終わると思います。
なので、まずはカタチから入りたい、暇!といった1年生の方はここに載っている単語を発音まで覚えればだいぶ違うのではないでしょうか。
・キクタンメディカル
5種類ありますが、USMLEに必要そうなのはだいたい1と2にあります。
これはUSMLEを意識してFAを買った直後くらいに買いましたが、途中で挫折しました。
というか、これに構っている時間はほとんどありませんでした。
ただ、たしか2の「症候と疾患」編でherpesの発音を聞いて驚いたのは印象に残っています。
たぶん必要ないです。
B. 受験までの流れ
以下、勉強の流れです。
2018年11月上旬 臨床推論グランプリを終える
中旬 ちょっとグダグダする
下旬 本格的にUSMLEに取り掛かる。FA2018とUworld360日契約
〜しばらく毎日問題を解いてはFAに書き込む日々〜
2019年2月下旬 当ブログ開設
3月上旬 ECFMG申し込み。FAでいうPublic healthに着手し、10〜20問/日で進める。
3月中旬 Rx3ヶ月契約。UworldはPublic health以外終わる。
3月下旬 受験料(約16万)支払い。試験日予約。
4月14日 NBME模試(Form18) 受験→192
5月6日 NBME模試(Form20) 受験→209
5月19日 NBME模試(Form21) 受験→221
5月下旬 Rx1周目終了。実習がハードで30問/日でやる気がなくなる(笑)
6月上旬? Uworldのpublic healthもだいたい終わる
6月3日 NBME模試(Form22) 受験→215
6月12日 NBME模試(Form23) 受験→213
6月19日 NBME模試(Form24) 受験→215
6月23日 Uworld模試(FORM1) 受験→249
6月26日 Uworld模試(FORM2) 受験→245
6月28日 本番 受験
7月17日 結果到着→222
以上になります。
オンライン問題集は
Uworld→1周+間違えた問題5割ほど(約4ヶ月)
Rx→1周+間違えた問題全部(約2.5ヶ月)
やりました。
いま思えばUworldの間違えた問題ももっとやればよかったのかなと。
C. 具体的にどう勉強したか
とは言ったものの、特別なことはしていません。
オンライン問題集を解く→知らなかった、かつFAに載っていなかったら書き込む
の繰り返しです。
自炊してiPadで書き込んでいたので、FAの余白にmediLinkやネットの画像を貼り付けて
写真豊かなテキストにするのを心がけました。
最初の方はそもそも英単語もわからないので、いわゆるチューターモード(1問解くごとに解説が読める)で、英単語を調べながら解いていました。
基礎医学はどうしたか、ですが、、、
臨床は病みえ・国試の過去問などでいくらでも勉強ツールがあるのであまり困りませんが、
基礎医学はなかなか丁度いいのがないですよね。
成書ならいくらでもあるものの、正直オーバーワークだと思います。
5年生の終わり頃に勉強を始めた僕は基礎医学なんて臨床に関係あること以外は何も覚えていなかったので苦労しました。
そんな知識量なので当然初めの2ヶ月くらいは解けても3〜4割で、
こんなのに時間をかけるならUSMLEなんて辞めてしまおうかとも考えたくらいです。
それでも根気よく解説を読んで書き込んで、を続けていると、
半分ほど終わる頃にやっとなんとなく解き方というか、
どういうことが大事なのかがわかってきました。
なので、FAを根気よく読むだけで暗記までできる!という方は一読してから問題を解き、
FAを読むだけだと5分も保たない、という僕のような方はとりあえず問題を解くことから始める、でもいいと思います。
結局のところこれがベスト!と言えるほどの勉強法はわかりませんでしたが
基礎医学なんて、それぞれの大学ごとに別科目のようになってしまうこともあるのでは、
と思うくらい教授の好みが反映されるので
いかに自分の基礎医学の知識が偏っていたか、を知るいい機会にもなりました
ただ、おそらく基礎医学はさすがに大学の講義の方がレベルが高いので
低学年の方はそれに食らいついていればけっこうな範囲はカバーできると思います(これも大学によりけりかもしれませんが)。
また、まとめノートはつくりませんでした。
述べるのが何度目かわかりませんが、とにかく時間がなかったので解くので精一杯でした😅
作る時間のある方は自分の苦手な部分のメモリーツリーなどを作成すると効果は高いと思います。
D. オススメの流れ
ザッと考えたおススメの流れです(高得点狙いの場合は違うかも)。
いま自分がこの学年に戻ったら、の仮定で計画を立てるなら、の話です。
①低学年からの場合
大学の講義で基礎医学+medu4などで日本語でザッと抑える
↓
・基礎医学は講義プリント・成書、臨床は病みえなどを片手にFA Q&AやRobbinsの問題集に取り掛かる
・必要に応じてFAに書き込みしていく(本番まで)
↓
CBTを終える
↓
NBME模試1回目(この時点で180点くらい取れれば多分かなりすごい)
↓
Rx(4〜5ヶ月)
↓
NBME模試2回目(190点を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試3回目(220点を超えたい)
↓
復習、自分のタイミングでNBME模試
↓
直前にUWSA(240を超えたい)
↓
本番
でしょうか。
たぶんこれくらい時間をかけてじっくり定着させれば240くらいは取れると思います。
また、FirecrackerやKaplanなどをやる時間もあると思われるので
どちらも終わりそうなくらい余裕のある方はそういったことに手をつけるのもいいかも?
また、何はともあれまずは日本語で勉強しましょう。
帰国子女などで英語ペラペラなら始めから英語でもいけるかもしれませんが、
そうでもない限り理解のスピード・深度が全く変わってしまいます。
試験に出る英語は難しい表現などはないので、勉強していく中で医学英単語を覚えていればあとは解けます。
②4年生の場合
CBTの勉強を進めつつ、FAで該当部分を読む
(明らかにCBTの方がかなり簡単なのでCBTに集中したい方は終わった直後から始めても良いと思います)
↓
CBTを終える
↓
FA Q&Aを5年生になるまでに終わらせる
↓
NBME模試1回目(180点取れたらすごい)
↓
Rx(4〜5ヶ月)
↓
NBME模試2回目(194を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試3回目(220を超えたい)
↓
復習。自分のタイミングでNBME模試、(直前に)UWSA
(自分の目標スコアがNBMEで取れるまで)
↓
5年生の春休みに本番
みたいな流れでしょうか。
なぜ6年生に持ち込まないかというと、マッチングがあるからです。
マッチングは国試に準じた筆記試験を課す病院が多く、
その場合USMLEの勉強はかなりの邪魔になるからです。
なかにはUSMLEをやっていれば国試なんて楽勝という意見もありますが
少しタイプが異なった問題であり、知識の被らない部分も多いので
個人的にはさすがに楽勝ではないと思います。
僕自身、6月末まで国試の勉強を一切やりませんでしたが、
周りの同級生が必死にQBを解いているのを見続けて不安がかなりありました。
まだマッチングが終わったわけではありませんが、いま思えばもっと早めに始めて
マッチングの3ヶ月前には国試などの勉強に切り替えられるようにすればよかったと思います。
6年生の12月に受けるといった方もいますが、マッチングもやりつつ、卒業試験もこなしつつ、国試の2ヶ月前まで基礎医学をやれるほど器用ではなかったのでそれも考えませんでした。
③5年生以降の場合(medu4などで臨床の知識もある前提)
(余裕があればFA Q&Aを2ヶ月ほどで終わらせる)
↓
FAを読みながらRx(3〜4ヶ月)
↓
NBME模試1回目(194を超えたい)
↓
Uworld(3ヶ月)
↓
NBME模試2回目(220を超えたい)
↓
復習、NBME模試、UWSA
↓
5年生の春休みに受験
ですかね😅
マッチングは試験がないところしか受けない、という方なら6年生の卒業試験前まで引っ張ってもいいのかなとは思います。
6年生以上から始める場合はかなりハードになると思われますし、ちょっと想像できないのであえて触れません(笑)
そういえば、細かいですが試験本番でパスポートの期限が切れていた場合は身分証明として無効になるみたいなので注意してください。
以上になります。
勉強の合間に2日で書いたためちょっと雑になってしまいましたが、何か気づいたりしたらその都度書き足していきたいと思います。
では。
USMLE STEP1 結果
こんにちは。
つい先程、急にUSMLEの結果が届きました。
medu4の小児科を復習していたらこんなメールが…
えぇっ?!?
と心臓が止まりそうになりました。
たしかにもうすぐ3週間経つなぁ、早ければ今週の金曜かぁ
とは思っていたものの、まさか3週間よりも早く届くとは(°_°)
心臓バクバクであまりにも慌てて何も読まずに進んだ結果、
1分ほどECFMGのサイトを右往左往し、
ようやくスコアレポートのページに辿り着きました。
(今回はもったいぶります笑)
恐る恐るSTEP1のPDFを押す……
読み込みが遅い……はぁ〜〜遅い!!
とドキドキしながら、とにかく「PASS」の4文字が表示されるのを願いました。
そして……
お…………お……おぉ〜〜〜笑
みたいな声が出ました。
ひとまず受かってて安心したのと、特に面白みのないスコアに、ちょっと残念な気持ちが笑
やはり、NBME模試のベストスコアの221点が最も近かったですね。
逆にUworld模試とは27点の乖離があり
これほど差が出るのはレアなんじゃないでしょうか笑
本番では220overしていればいいな〜くらいの気持ちだったのですが
なんだかんだそれもギリギリ達成されましたね。
ひとまず急いで家族含め、応援してくれていた方々に受かった報告をしました。
家族からは電話が来ておめでとうと言われ、頑張ってよかったという気持ちも湧いてきました。
こうしてブログにアップすることで少しでもやる気に繋がれば、と考えて始めましたが、思っていたよりも楽しいですね笑
ひとまずSTEP1は終わりになります。
これで心置きなくSTEP2 CKに移れる…とはいかず、
いまはうだうだ文句を言いながら国試を解いています。
マッチングの履歴書もいくつか郵送し、まだ書いていないものすらあるので
ひたすらに憂鬱です😓
ひとまずラストメッセージは確保できそうなので国試はいいとして
思いのほかマッチングの試験がクセのある病院が多く、一筋縄ではいかなさそうです。
それの勉強が忙しく、USMLEの結果を気にする余裕もなかったのは良かった、んですかね笑
まだ111, 112, 113回のセットも解いていないので「過去問3年分は大事」説に怯えています。
ただ、どうしても変な問題(腎性尿崩症→発熱を答えさせる問題など)に耐えきれず、
そういう問題に出会う度にやる気を失いダラダラしています…
とにかく今はそちらに集中して頑張ろうと思います。
後日、USMLE受験までの勉強の流れなどをまとめたいと思います。
ひとまず、今後は医学書レビュー、本格始動したらSTEP2 CKについても書いて行けたらと思います。
それでは。
USMLE STEP1 本番
こんにちは。
ついに受けてきました、USMLE STEP1🇺🇸
感触としては、さすがに受かってはいけるけど、高得点ではないかな、ってくらいです。
たぶん70〜75%とか?🤔
とりあえず今回は直前の過ごし方をブログらしく(?)長々と書きたいと思います。
もう空き時間にFAを見る必要がないので笑
まず僕が東京に移動したのは試験2日前の夜です。
2ヶ月ほど前に教授にメールで休ませてもらうよう連絡していました。
なぜ金曜なのかというと、単純にこの週の土日が空きがなかったからです。
マッチングの勉強もあるし、臨床推論もやりたいし、STEP1は6月でケリをつける!と決めており、それで受けられる最後の日が6/28でした。
というわけで水曜日に実習を終えて東京へ移動しました。
泊まるところは安いカプセルホテルにしようと思っていましたが、
これまでカプセルホテルで何度も嫌な目に遭ってきたので、USMLE直前くらいはストレスフリーなところに泊まろうと探しました。
試験会場からの距離と綺麗さを重視してベルケンホテル神田(http://www.belkenhotel.com/belken_kanda/index.html)というホテルにしました。
2泊で16400円でなかなかアレでしたが、試験会場まで歩いて10分弱で、しかもとても綺麗でした。
またSTEP1を受けることになったら泊まりたいと思います笑
ご覧の通り綺麗で、ボディタオル?がフロントで自由に持っていけるのが地味にありがたかったです。
というわけで2日前はほぼ移動で終わり。
試験本番で寝坊しないためにも夜更かしはしないつもりでしたが、いろいろと復習していたら1時になっていました。
そして試験前日。
前日の夜に寝られないのが最悪なので、あえて寝不足の状態にするために朝は無理矢理6:30に起きました。
朝は弱いのでかなり辛かったですが、顔を洗って外に出ました。
午前@スタバ神田駅前店
Uworld模試(2回目)の最後の復習。
平日の朝だというのに人が多かったです。さすが東京😩
隣のレペゼン地球の社長みたいな人がイヤホンでずっと誰かと通話していてなかなか煩わしかったです。
電話がダメとは書いてないけど、明らかに両サイドともに黙々と勉強している人なのに1時間以上通話していられるのはすごい…
昼ごはんは散々迷った結果、御茶ノ水駅付近のすた丼に行きました。
普段は全く試験前の食べ物などを気にしないのですが、今回は少し気にしました。
まぁ、結局のところ全く試験前を考慮した選択にはなりませんでしたが笑
もうすでにけっこう眠かったのですが、いまホテルに戻ったら確実に昼寝してしまうと確信していたので外に居続けました。
ここでUSMLEのサンプル問題を解きました。
40問×3セットと思いきやなぜか40+40+37問という中途半端なものでした🤔
こちら(https://www.usmle.org/practice-materials/)で誰でも無料で登録など無しで受けられます。
公式の解説はないのですが、僕は参考にこちらのページを見ました(http://www.benwhite.com/medicine/explanations-for-the-2018-official-step-1-practice-questions/)。
最初は眠すぎて14問中7問正解という滑り出しでしたが、最終的には98/117(83.8%)でした。
どこかのブログで87.5%くらいの人が本番で240取っていると見たので、自分は230くらいだなぁと改めて感じました。
サンプルと同じものが出ることもあるということでしたが、僕は出ませんでした。
というわけで19時頃に退店。
この時点でだいぶ疲れていたのでもうさっさと試験を受けたいという気持ちが大きかったです笑
適当にふらついて時間をつぶそうと秋葉原駅へ向かい、本屋でペルーやウユニ塩湖、英会話の本を立ち読みしたりしてヨドバシの上のレストラン街でトンテキを食べてホテルに戻りました。
ホテルに戻ってからは、とにかく眠かったです笑
頑張って22:30まで起きて、チュートリアルをウトウトしながら見て、力つきるように眠りにつきました。
試験当日
一度悪夢を見て1:30に起きたため快眠とまではいきませんでしたが、無事6:30に起きました。
ケタミンが悪夢では有名だけど、エファビレンツも忘れちゃいけないよね〜って思いながら準備しました💊
会場までは10分弱で着くのですがなんとなく不安だったので9時開始のところに8:10くらいに着きました。
試験3日前にプロメトリックから最終確認メールのようなものが届くのですが、そこには
試験会場には30分前には着くように
そして
Scheduling Permitはスマホで提示しても良い
と書いてありましたが、これまたなんとなく不安なので印刷して持ってきていました。
ちなみにScheduling PermitはECFMGでログインした直後の画面で印刷できます↓
結局本番は何を持っていけばいいのかよくわかりませんでしたが、期限の切れていないパスポートさえ持っていればいいわけですね。
なぜわざわざ"期限が切れていない"と付け加えたのかというと、
受付で僕の前にいた方がパスポートの期限が切れているので受け付けられません、と言われていたからです。
その方はUSMLEではなかったっぽいのでわかりませんが、クレジットカードやらなんやらを組み合わせても一応OKみたいで、それで受付をパス(?)していました。
というわけで僕が提示を求められたのは
・パスポート
・Scheduling Permit
の2つです。極端なことを言えばこれ以外はなくてもオッケーみたいです。
指示された場所へ行くとロッカーが並んでおり、奥にはまた受付がありました。
ロッカーの前に椅子が並んでおり、そこにいろんな試験の受験生が座っていました。
適当に選んだロッカーにほぼ全ての荷物を入れ、受付で渡された番号が呼ばれるのを待ちます。
なにやら英語で会話しながら待ってる人もいて、試験会場だなぁって感じでした🙄
呼ばれると腕時計もダメらしく、正真正銘の手ぶらで受付へ。
そこではズボンのポケットを全て裏返し、手首、足首のチェック、金属探知機の検査を終え、さらに両手の指紋登録までしました。
そこで黄色いボード(というか下敷みたいなもの)を2枚渡され、CINコード(Scheduling Permitに書いてあります)を書いてください、と言われ、あとはパソコンに案内される感じです。
後々に知ることになりましたが、その黄色いボードこそ、受験者のみなさんが書いている計算などに使うボードでした笑
席までは試験官の方が案内してくれます。
チュートリアルで音量調整をするのかと思っていましたが、時間を浪費することなく試験官がいる前で音量調整する時間がありますので、チュートリアルは本当にすっ飛ばせます。
というわけでCINコードを入力したらチュートリアル開始。
ここから7時間の試験が始まりました。
問題内容を書いたら罰則がある、と終えたときに警告があったので書けませんが、以下は感想です。
本番はめちゃめちゃ難しかった、という方が多いので泣きそうになりながら解く覚悟で臨みましたが、思っていたよりは難しくなかったです。というかNBME模試の方が難しく感じました。
とは言ったものの、NBME模試で「240くらいいったのでは?!→215点!!」を経験した僕なので点数はまっっったく期待していないのですが、さすがに受かってるとは思います😩
ただ3ブロック目と7ブロック目は難しかったです。
ブロックによってはマークが6問しかつかないときもありましたが、この2つのブロックは15〜20個くらいつきました(汗)
CBTのように採点範囲外の問題もあったのか、気になるところですね。
そしてなにより感動したのが、Uworldの画面とそっくり!!
てっきりNBME模試の雰囲気かと思っていましたが、Uworldが最も似ていました。
もはやUworldやん、って思いながら解いていきました。
NBME模試は本番と同じ機関が作っているはずなのに
Uwroldの方が似ているのはなぜ…😶
昼食の時間を確保するために2+2+2+1ブロックの休憩で臨むつもりでしたが、
意外にもそんなに疲れなかったので2→3→1→1と、3ブロックぶっ続けで解きました。
おかげで休憩時間は10分ほど余りましたが、最後はさっさと終わらせようという気持ちが強かったです笑
結局本番まで1日で280問解くことはありませんでしたが、なんだかんだできるものですね。
休憩のたびに受付で指紋認証、署名、ポケットチェックがあり、それだけで1,2分ロスするのでそこは注意ですね。
USMLEを受けに来ているのは僕の他には3人はいました。
どうやら同じ試験の人は連続して座っているようですね。
やっぱり他大生の方って頭良さそうに見えますね😥
あ、あと耳栓は持っていきませんでした。
というか、コンビニでちょっと探してみたものの見つからなくてやめました。
元から静かすぎると集中できない性格だったのでちょうど良かったです。
大学受験は現役時、仮面浪人時ともに絶対に受かると思っているところしか受けていないのもあってか全然緊張しなかったのですが、今回も全く緊張はしませんでした😧
むしろどんな問題が出るかな〜ってちょっと楽しみにしていたくらい?
なんかいろいろと多くの方が書いているのと異なることを書くことになってしまいましたが、これも一つの参考になればと思います。
最後に、プロメトリックのフロアがなかなかかっこよかったので写真を撮りたかったのですが、受付の方に聞いてみたところセキュリティの都合で不可とのことでした。
おそらく、エレベーターで5階に着いてから最初に見るプロメトリックの正面像はなかなかテンションが上がります。
あぁ、ここまで来たんだなって思うと思います。
これから受ける方は楽しみに頑張ってください!落ちていたら僕もまた見に行きます!
終わってから見るこの景色は、とても輝いて見えました。
USMLEのために犠牲にしてきたものをこれからたっぷり堪能しようと思います。
マッチングが終わったらSTEP2も始めていきます。
それまでは国試だと思います。
つまらなすぎたら休憩がてらSTEP2をやるかも?笑
次回はどのようなことを書こうか考え中です。
というか前回も書いたけど読んでる人がいるのかもわからないのでどんなことを書けばいいのか…笑
それでは。
U World模試(SIM FORM2) 結果
こんにちは。
前回の宣言通り受験してきました。
いまはマックで、丸の内サディスティックを聴きながら書いています。
結果はこちら
というわけで結果は
245点
でした。
今回は前回より15点くらい落ちたのでは、という感覚でしたが…😅
正答率は88%, 75%, 73%, 75%でした。
前回の模試のときから思っていましたが、初めにUworldから解き始めて慣れている?からか
Uworldの模試はRxやNBME模試よりも解きやすく、簡単に感じます。
ついこの前NBMEで215点だったやつが何を、って感じですが、やはりなにかクセみたいなのがあるんでしょうか(笑)
Behavioral scienceは運ゲーですね。
真ん中2ブロックはよくわからないまま進んでいって、
たぶん65%くらいだ…と思っていました。
ザッと見た感じ、選択肢が二つ残って、悩んで適当に選んだものがかなりの勝率を見せています。
実際の実力は230くらいでしょうか…。
たしかに最初のブロックはかなりスイスイいった感はありましたが
結局全体的にはできなかった、ダメだった…といった感触でした。
最後のブロックは80%超えたのでは?と思ったのですが
ダメでしたね😣
もう本番まで時間もないのでめちゃめちゃ飛ばして復習していきたいと思います。
本番は220overを目指して、できなくても凹まずに、頑張ります。
たぶんこれが本番前最後の更新となります。
明日東京に移動して復習し、本番です。
それが終わったらマッチングのために国試の知識を総復習ですね〜😫
本番のレビューを書いたら第2章的な感じで臨床の本などについて書いていけたらな〜〜って思っています。
でも、このブログの点数以外を読んでる人っているんでしょうかね、、、笑
それでは。
U World模試(SIM FORM1) 結果
こんにちは。
本番がすぐそこまで近づいていますね。
というわけで最後は景気よくいきたいので、
実際の+10〜20点が出るというUworldの模試を受けました。
結果はこちら
ご覧の通り、
249点
でした。
なんだこりゃ…。
というか、たまにみるこのスコアの画面、Uworldのやつだったんですね。
どんな感じでスコアが出るんだろうとワクワクしましたが、
あ、これか、これUworldのやつだったのか〜
と、ちょっとがっかりしました。
スコアはもともと230くらいと思っていたのでびっくりですが
こんなスコア取れるわけないので本番は220を目指したいですね。
ちなみに詳しい配点?はこんな感じ。
最後で頑張りましたね。
今回、初めてUworldの模試を受けましたが、
各ブロック終える毎に正答率がわかってしまうんですね。
こんな感じで
最初のブロックは感覚的には65%くらいかなと凹んだものの、休憩しようとしたらまさかの75%
今回はいいように作用したものの、これで55%とかだったらどうすんだよ、って感じですね。
次回は見ないようにしたいと思います。
普段問題を解いていても
○○○×○○○○○○○××××○○○○○○○×××○××○○○○○○○…
って感じで、一つ分からないのがあるとなぜかよく引きずる癖があるんですよね、僕…。
後から見てみると
1発目の×はたしかにわからなかったけど、それ以降のやつは落ち着いて考えればわかったじゃん
というのが多いのです。
なので今回は分からないのがあっても気にせず進むことを意識しました。
それがいいように作用したのかもしれませんが、まぁそれでも本番には期待していないです。
とにかく無事合格したいですね。
あと少しなので、暗記項目の穴をとにかく埋めていきたいです。
FORM2は明日か火曜に受けようと思います。
USMLEが終わったらすぐにマッチング対策にシフトしていかねばと思うと憂鬱ですが、頑張ります。
それでは時間も遅いので寝たいと思います。
では。